仕事の休憩に散歩をしたときに観察したものをいくつか挙げてみる。
歩き出して、まず咲いていたのは白い小さな花。観察していた時はStellariaかな~と思っていた。
ノミノツヅリ Arenaria serpyllifolia
実際には、同じナデシコ科であるものの、ノミノツヅリであった。
Stellariaと違って、花弁の先が割れないことも特徴。
畑や荒れ地に多い植物であり、いったん気づくと道路脇に咲いている。
同じく荒れ地に生える植物であり、ノミノツヅリのすぐ横に咲いていた
タチイヌノフグリ Veronica arvensis
オオイヌノフグリの方が名前としてはメジャーだが、こちらもよく見る。
オオイヌノフグリと違って、花が小さく、茎が立つ。
キュウリグサTrigonotis peduncularis
こちらもいわゆる雑草的な植物であり、畑や公園に多い。揉むとキュウリのようなにおいがあるとされる。実際に嗅ぐと青臭い匂いがありキュウリと言われれば納得する。
ムラサキ科の花であり、小さな花をよく見れば他のムラサキ科と同様の形態をしていて、とてもかわいい見た目である。
タネツケバナ? Cardamine occulta
水路に目をやるとタネツケバナが咲いていた。中々に立派な個体であった。
長角果が茎から少し離れて付き、花より突出しないことからタネツケバナと思われる。
散歩みちの脇の駐車場にはトウダイグサが咲いていた。
トウダイグサ Euphorbia helioscopia
散歩の道中にあった会社の駐車場の脇にたくさん咲いていた。山にいるとナツトウダイやタカトウダイをちょくちょく見るが、普段里に降りないせいか基本のトウダイグサはあまり見た記憶がない。
30分も歩いていないがこのほかにもいろいろ咲いており、魅力的な散歩道だった。
季節柄、桃の花もたくさん咲いており、春真っ只中であった。
スミレもいくつか観察したので、後日続きを書くこととする。