みつけた草木

どこかに行って見つけたものの備忘録です

ハナネコノメの咲く山に行ってきた 2024/03/24

 キバナハナネコノメを探したりしていたら半月が経っていたが、そもそも白いハナネコノメの方も多くの自生地を知っているわけではない。

そこで、白い方のハナネコノメ(シロバナネコノメソウ・ハナネコノメ区別せず)を観察しに南部の山へ登ってきた。

ミツマタ Edgeworthia chrysantha

登山口にはミツマタが咲いており、道路の脇を彩っていた。

ちょうどいい時期で、道に立つと別世界のようだった。

 

この日のちょっと前に100mmマクロを買ったが、なかなか調子がいい。

最新じゃないsmc PENTAX-D FA マクロ 100mm F2.8 WRの方だが、十分である。

ミツマタの花をしっかりとれているし、背景のボケたミツマタも含め良い。

 

登山道脇で鳥が鳴いており、そちらを見ると、お尻を揚げて振りながらさえずっている鳥がいた。ちょうど近くに来たので100mmでも十分に撮影できた。

こんな感じで振りながらさえずっている。下山後に調べてみれば、ミソサザイという鳥らしい。

 

しばらく歩いて岩場の影あたりに本命が咲いていた。

ハナネコノメ Chrysosplenium album var. stamineum

花弁も丸目で、毛も多くないのでハナネコノメと思われる。以前、別の山系で剛毛のハナネコノメ(シロバナネコノメソウと思われる)をみており、それと比べれば毛はほとんどない。

剛毛のハナネコノメ(たぶんシロバナネコノメソウ)

写真は2023/4/23に甲斐市で観察したもの

 

赤い葯と白い花弁とのコントラスト美しい。個体数はかなりあり、点々と見られた。

蕾の個体も多く、盛りはもう少し先だろう。

今回は白い方をしっかり観察出来た。黄色い方の捜索に俄然力が入る。

 

【参考にした図鑑等】

門田裕一ら,2013,山渓ハンディ図鑑2 山に咲く花 増補改訂新版,山と渓谷社,東京都